「前回の施術後に、歯茎の腫れが引きました。
歯茎と体の状態が関係しているなんて、考えたことがなかったので驚きました。」
40代の女性から、そんな声をいただいたことがあります。
この方は、ご家族の入院が長引き、仕事と看病が重なる生活を送っておられました。
体力的な負担に加えて、ご家族のことを思う時間が続き、気持ちの面でも張りつめた状態が続いていたように見受けられました。
疲れとストレスが重なると、体の内側に負担が出ることがあります
触診を行うと、胃や腸を中心とした内臓の働きが落ちている様子がうかがえました。
このように、肉体的な疲れと精神的な緊張が重なる状態が続くと、自覚がないまま内臓の働きが低下していくことがあります。
当院での確認のしかた
当院では、こうした状態が疑われる場合、背骨の状態を手がかりに体の内側の負担を確認します。
背骨には各臓器へ向かう神経が集まっており、内臓の働きに偏りが出ると、背骨の形や動きに変化が現れることがあるためです。
また、ストレスが重なると、内臓の働きへの影響はさらに強く出やすくなります。
このような場合には、背中と腹部への炭温灸を併用し、内臓の働きを支えるアプローチを行います。
歯茎の腫れが気になるときに考えたいこと
歯茎は、毛細血管が非常に多い部位です。
体に負担がかかり、血流量が低下しやすい状態になると、毛細血管の多い場所に変化が現れることがあります。
そのため、歯茎に直接何かをするよりも、体の内側の状態に目を向けた方が、変化が現れやすい場合があります。
「そういえば前と違う」と気づく瞬間
実際にこの方は、施術後しばらくしてから、
「そういえば、前と違う」
と、日常の中のふとした瞬間に気づかれたそうです。
当院の施術では、施術中に変化を感じる方もいれば、数時間後や帰宅途中、仕事中などに静かな違いを実感される方もおられます。
強い刺激を加えるものではありませんが、気づかないうちに積み重なっていた負担が整理されていくことで、体の感じ方に穏やかな変化が現れることがあります。
まとめ
歯茎の腫れが気になると、ついその部分だけに意識が向きがちですが、体全体の状態を見直してみると、見え方が変わることもあります。
もし、疲れやストレスが続く中で、体のあちこちに違和感を感じているようでしたら、一度、体の状態を確認してみるのも一つの方法かもしれません。

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