【恵比寿・お灸専門鍼灸院】 手術前にからだが出すサイン|気づかれにくい負担の現れ方

「手術のため、自己血採取をしたら体力が落ちて不調です。」
そんなご相談がありました。

脾臓と心臓の位置を示すイラスト

「自己血採取」とは、手術で輸血が必要になる可能性があるときに、
あらかじめ自分の血液を少しずつ採って保管しておく方法です。

自分の血液を使うため、輸血によるトラブルを避けやすいという利点があります。
今回の方は、1か月の間に3回採取を行っていました。

体を確認すると、この短い期間での採血が思いのほか負担になっており、
いつもとは異なる反応が心臓の周囲と脾臓に関連する部位に見られました。

脾臓は、血液の材料を準備したり、古い血液を入れ替える工程に深く関わる臓器です。
わかりやすく言うと、血液のための「メンテナンス工場」であり「倉庫」のような場所です。
イラストの黄色の部分が、脾臓のおおよその位置になります。

  • 古くなった血液を回収して処理する
  • 血液をつくる工程を助ける
  • 必要に応じて血液を蓄えておく

このような役割があるため、短期間で複数回の自己血採取を行うと、
脾臓に関連する部位に反応が出る人もいます。

血液は酸素や栄養を各細胞に届けるため、体内の循環量が変わるだけでも
部位ごとに変化が現れます。

炭温灸を行うと、臓器まわりの骨と骨のすき間に温熱が入り、
不調が出ていた箇所の周囲に少しずつ変化が生まれます。

触れると弾力が弱く、どこか心許ない感触だった部分が、
施術を進めるうちに確かな手応えとして感じられるようになります。

こうした変化に触れると、血液が体を支えている大切さをあらためて感じます。

手術前の準備期間は、からだの状態が揺れやすい時期でもあります。
何が起きているのかに気づくことが、その後の回復にもつながるように思います。

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