おへそへのお灸を受けて、
『まるで温泉に入ったあとのように、じわっと体の内側が温かくなるなんて、本当に驚きです。』
施術後に、こう話されることがあります。
施術前は、
「自分はそこまで冷えていないと思っていました」
「おへそにお灸をするだけで、そんなに変化が出るとは思っていませんでした」
と感じていた方ほど、
実際の体感との違いに驚かれることが多いようです。
多くの方は「冷え」という言葉から、
手足や足先など、外から感じやすい部分を思い浮かべます。
そのため、体の中心に近い部分については、
自分ではあまり意識していないことが少なくありません。
ところが、おへそ周りに温熱を伝えると、
施術後に「思っていたより、内側が冷えていたのかもしれません」
と気づかれることがあります。
こうした変化は、
説明を聞いて理解するというよりも、
実際に体で感じてはじめて分かるものです。
だからこそ、
おへそへのお灸で起こりうる体感について、
知ってもらいたいと思い、この記事を書くことにしました。
なぜ、おへそ周りに注目するのか
おへその周辺には、体の中でも重要な臓器に関わるポイントが集まっています。
そのため当院では、施術の中でお腹の触診を行い、
どの臓器に負担がかかっているかを確認します。
表から見ただけでは分かりにくい体の状態も、
お腹に触れることで、張りや硬さ、左右差などとして現れることがあります。
そうした反応を手がかりに、
その方の体の内側で何が起きているのかを見極めていきます。
また、おへその近くには大きな血管が通っています。
このため、おへそ周りに温熱を加えることで、
体の中心部に温かさが伝わりやすくなり、
結果として血流への作用が起こりやすくなります。
外から手足を温めるだけでは変化を感じにくい方でも、
体の中心に近い部分へアプローチすると、
施術後に「内側から温かさを感じた」と話されることがあります。
おへそへのお灸は、
単に局所を温めるためのものではありません。
体の内側の状態を確認したうえで、
中心から変化が起こりやすい環境をつくるための方法のひとつです。
だからこそ、
「自分では冷えていないと思っていたのに、感覚が変わった」
という声につながるのだと考えています。

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