足先が冷えて、冷えて、つらい。
そんな状態が続いている方は、決して少なくありません。
このようなとき、
足裏専用のホッカイロを貼ってみる。
けれど、
「思ったほど変化を感じられない」
――そんな経験をされている方もおられます。
足先を温めても変わらない場合、
冷えの原因が足先そのものにないことがあります。
血液は「内臓を優先して送られる」
人の体では、
血液がどこにでも均等に流れているわけではありません。
体は常に、
「今、どこを優先して働かせる必要があるか」
を判断しています。
たとえば、
- 食べたものを消化・吸収する
- 呼吸を保つ
- 心臓を動かし続ける
こうした働きは、命を維持するうえで欠かせないものです。
これらを担っているのが、
お腹の中にある内臓です。
そのため体は、
まず内臓に十分な血液を送る仕組みになっています。
内臓が疲れると、血液の使い方が変わる
内臓が元気なときは、
- 各臓器が必要な分だけ血液を使う
- 余裕をもって手足にも血液を送る
という流れが保たれます。
しかし、内臓が疲れてくると、
体の判断は少し変わります。
体はこう考えます。
「内側の働きが落ちている。
まずは、ここを守らなければならない」
その結果、
- 内臓のまわりに血液を集め、内側を守ろうとする
- 手足など、命に直結しにくい部分は後回しになる
という反応が起こりやすくなります。
これは異常ではなく、
体を守るための自然な働きです。
その影響が、足先に現れやすい理由
足先は、
- 心臓から遠い
- 細い血管が多い
という特徴があります。
そのため、
血液の量や流れが少し変わるだけでも、
影響が出やすい場所です。
内臓の働きが落ちたとき、
- 足が冷たく感じる
- 温めても、すぐ元に戻ってしまう
といった状態が起こることがあります。
これは、
足そのものに問題があるわけではありません。
体の中心で起きている変化が、
末端である足先に表れているだけなのです。
当院が冷えの施術で大切にしている視点
当院では、冷えに対して
体の中心に近いおへそ周りに炭温灸を行うことがあります。
おへそ周りには、
内臓の働きと深く関わる重要なポイントが集まっています。
この部分に穏やかな温熱を届けることで、
血液の使われ方に変化が出やすくなり、
冷えの感じ方が早い段階で変わる場合もあります。
冷えを見るとき、内臓の状態を重視しています
冷えの症状に対して、
当院が特に重視しているのは内臓の働きの状態です。
体がいわゆる
「疲れた状態」に入ると、
内臓の働きが落ち、
その影響として冷えが現れることがあります。
足先だけを見るのではなく、
体の内側で何が起きているのかにも目を向けてみる。
そうすることで、
体の感じ方に変化が出ることがあります。

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