働く女性から、こんなお話を伺うことがあります。
木曜や金曜あたりになると、
「もう体が限界だと感じる」
週末は予定を入れず、横になって過ごす。
しっかり寝れば回復するはず。
そう思っていたのに、実際には疲れが抜けないまま。
月曜日を迎えても体が重く、気力が戻らない。
倦怠感が続き、
頭が重く感じることがあり、
お腹の調子が安定せず、
吐き気を感じることもある。
このような状態は、決して珍しいものではありません。
寝れば回復する、が成り立たなくなる理由
若い頃は、睡眠をとることで体調が戻ることが多かったかもしれません。
しかし、ある年代を過ぎると、寝ることと回復することが、そのまま結びつかなくなる場合があります。
不調を感じながら日々を過ごし、もう限界だと感じている時点で、体の内側ではすでに無理が重なっています。
この状態では、休むこと自体はできていても、回復が進まないことが起こります。
回復が進まない体の中で起きていること
体は本来、自分で回復する力を持っています。ただ、疲れが積み重なった状態では、回復が始まる反応そのものが起こりにくくなり、睡眠をとっても疲れの処理が進まない状態になることがあります。
これは、休み方が悪いからでも、気合が足りないからでもありません。
体が、疲れをその日のうちに処理できない状態に入っているだけなのです。
休んでも戻らないかどうかの判断の目安
寝ているのに疲れが取れないと感じるとき、次のような状態が重なっていないか、振り返ってみてください。
- 週末に横になって過ごしても、月曜日がつらい
- 疲れが翌週まで持ち越される感覚がある
- 倦怠感だけでなく、頭の重さや胃腸の不調などが同時に出ている
これらが当てはまる場合、体はすでに、休めば戻る段階を過ぎている可能性があります。
必要なのは、休む量ではなく、回復が始まる状態
この段階で必要になるのは、休む時間をさらに増やすことではありません。
大切なのは、回復が始まる状態に体を戻すことです。
本来、体はその日に受けた負担を、その日のうちにある程度処理しながら回復していきます。
しかし、強いストレスや肉体的な負担が続くと、その前提となる回復の流れ自体が崩れていきます。
この流れが立て直されると、それまで止まっていた反応が少しずつ動き始め、疲れの抜け方が変わってくる方もおられます。
まとめとして
寝ても疲れが取れないと感じているとき、それは、休みが足りないというサインではなく、回復が進まない体の状態に入っているサインかもしれません。
そのようなときは、体の内側で何が起きているのかに目を向け、回復が始まる前提が崩れていないかを、
一度立ち止まって考えてみてください。
体が自分で回復し始める状態に戻ると、感じ方が少しずつ変わってくることがあります。

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